日常的な情報収集・整理術(Feedly+Dropbox)

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ビジネス 情報収集 と 情報整理 の基本

いま目の前にあるリサーチプロジェクトとは別に、普段から幅広く情報収集をして整理しておくことが必須です。デジタル時代の「新聞 切り抜き」に相当する活動ともいえるかもしれません。時間は1日にだいたい1時間くらいをこの活動に使います。

ビジネスリサーチ経験20年の私ですが、最初にシンクタンクで仕事を始めたときは、情報量の多さに圧倒されました。1998年頃のことでしたので、記事やレポートはいちいちプリントアウトすることも多かったです。そのうち、今でいう「Evernote」のようなPCデータベースソフトを使って、こうした情報を整理することを始めました。2〜3年ほど続けましたが、これに保管した情報を後から活用することが驚くほど少ないことに気付き、いつの間にか止めてしました。ただし自分なりの分類軸を作り、毎日新しい情報をそれらのジャンルに整理するという新聞の切り抜きのようなことをやっていると、自分の頭の中に、「この類の情報はこっちの樹、あの類の情報はあっちの系統のサブカテゴリー」というような地図が出来上がってきます。これは膨大な情報量に溺れそうな初心者にとって、とても重要なことなので決して無駄ではありません。

ただし、貴重な時間の使い方を費用対効果で考えると、割に合わないという話なのです。そんなときに当時ベストセラーになった野口悠紀雄さんの『超整理法』という本を手に取りました。「押し出しファイリング」という手法で、分類に余計な時間をかけず、とにかく時系列で、左から右へと保管せよ!というものです。たしかに人間の記憶は、あのとき見たはず、というような時間軸がいちばん確実で、これであれば最近参考にした情報や頻繁に使う情報は左側に、ほとんど使わなかった情報は右側に移行していきます。紙ベースで情報整理を行うのなら、これがベストだと私も思います。

ではデジタル時代に電子ファイルで情報整理を行うにはどうしたらいいか。答えは「PCフォルダで分類する」です。

 

RSSリーダー Feedly を使いこなす

かつてはRSSリーダーの人気が高く、Googleもサービスを提供していましたが(既に撤退済み)、今ではツールがずいぶん少なくなりました。いつも思うのですが、このような少し特殊な生産性ツールは、世界的に見てもあまりユーザーが多くないということが背景にあるのだと思います。

今後もサービスが継続するか定かではありませんが、ここ数年では、「Feedly」を使うのがベストです。(私は一部のプロジェクトでTeam機能を利用するため有料プランを使用していますが、ふつうの情報収集では無料版で問題ないはずです)

Feedly

Getting started with Feedly

 

大抵のニュースサイトや企業のニュースリリースサイトでは、RSSフィードを吐き出していますので、自分が必要な情報ソースだけを選んで、毎日、スマホのFeedlyアプリで最新情報をチェックできるのが、何よりのメリットです。

スマホで情報チェック、あとで整理する記事は「Read later(後で読む)」として保存しておき、PCでフォルダに分類保管します。

 

保存記事のショートカットを Dropbox フォルダで保管する

PCのFeedlyサイトから、「Read later」の記事一覧を開きます。クリックすると記事がブラウザのタブとして開きますので、保存しておくべき記事は、ブラウザのURL表示欄の一番左側を「抓み」、そのままそれがURLショートカットして保管されるべきDropboxのフォルダに持って行きます。このとき、できるだけたくさんのフォルダが表示されていると、整理作業がスムーズに進みます。

私の場合は、メインのMacbook Proに、2つの27インチディスプレイを接続し、トリプルディスプレイで作業をしています。イメージ的には、こんな感じになります。

 

しばらくして、一つのフォルダを開けてみると、時系列で自分の目に留まった記事のショートカットが、時系列で新しい順に並んでいます。まさに「押し出しファイリング」ですね!ダブルクリックすれば、ブラウザで記事が開きます。

フォルダ分けをどうするか、市場別・技術別・トレンド別という軸もありますし、企業別ということもあります。あるいは、今取り組んでいるプロジェクト別もあるでしょう。URLショートカットがファイルとして並んでいるだけですので、後から整理統合するのも簡単です。

自分で使い易い分類方法を、時間をかけて作ってみてください。

 

どんなフィードソースをフォローするか

自分が関わる業界のニュースメディアや関連企業のニュースリリースは、毎日のフォローが必須です。

私がフォローしているフィードソースは、英語メディアも含めて230程度です。

一つおすすめしたいのは、「経済レポート専門ニュース」というRSSフィードソースです。

 

経済レポート専門ニュース
http://www3.keizaireport.com/
このサイトでは、調査会社やシンクタンク、コンサルティング会社、金融機関、政府機関などが公表したレポートを毎日多数紹介しています。

無料のメルマガ登録もできますが、RSSフィードを登録してFeedlyでチェックするのがおすすめです。

RSSフィードもジャンル別に公開されていますが、「最新レポート用RSS」で全部をカバーできます。

👉 RSS配信について(経済レポート専門ニュース)

気になるレポートがあればスマホ版Feedlyアプリで保存しておいて、後でパソコンからFeedlyで保存済みURLをチェック。レポートはPDF版が多いので、必要に応じてダウンロードして、Dropboxに保管します。時間的余裕があるかどうかにもよりますが、できればざっと一度目を通しておくのが良いでしょう。「このレポートにはこんなデータや図表が掲載されている」ということを、漠然とでもいいので覚えておくと、後で扱いやすいです。

 

日経新聞も電子版(紙面ビューアー)で!

かつてはビジネスパーソンであれば日経新聞の購読は必須でしたが、いまはどうなんでしょうか。電子版にして、iPadで紙面に目を通すのがいいかなと私は思いますが。これも保存しておくべき記事があれば、自分宛にメールを簡単に送れますので、これも他と同じく「PCフォルダにURLショートカットを保管」しておきましょう。

日本経済新聞 紙面ビューアー

 

関連図書:

「超」整理法―情報検索と発想の新システム』(野口悠紀雄)

超整理法

思考の整理学』(外山滋比古)

思考の整理学

 

 

 

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